野田首相の消費増税閣議決定会見

夕方、野田佳彦首相の会見をNHKが中継していました。消費増税関連法案を閣議決定し、国会に提出したと言う。消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%にする予定で、それを社会保障に当てる。

野田さん、演説が上手なので聞いているとなんとなく納得してしまうが、やはり何かおかしい。

会見で「今日より明日が良くなると思うことができる社会をつくりたい」みたいなことを何度も行っている。で、そのために消費税アップ、経済回復、国会の信頼回復が必要と言う。そのような社会になればいいと思うが、野田さんが言うこの3点の内、後者2点は今の政治では実現できそうに無いように思える。

経済は名目3%、実質2%の成長率を目指すとしていますが、これはあくまでも政府の目標。達成できないかもしれないし、できなくても私のせいではありませんと言わんばかりに聞こえる。

信頼回復については、重要なことを先送りせず決断することが大事。そう意味で今回これを決断できた、と自画自賛。先送りしていることは沢山あるのに。

その1つ、自分たちの身を切る改革は消費税率を上げる14年4月までにやります。そんなばかな。結局自分たちがやらないといけないことは曖昧にして、後で言い訳できるようにしている。

これまで消費税を0から3、5と増やしてきましたが、今日より明日が良くなると思うことができる社会にはなっていない。おそらく8、10と増やしてもそのような社会にはならないような気がする。何か根本的に変えないといけない。

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