読書感想録[本の内容メモ]の記事一覧( 1  2

神(カムイ)の涙

実業之日本社から2017年9月に発刊された、馳星周さんの作品です。

小説の舞台は、北海道東部の川湯でした。

先住民族アイヌと、東京電力福島第一原発事故という、全く関係がなさそうな事柄が絡んで、話が展開していきます。

主人公は、それまで全く知らなかったアイヌの伝統文化や考え方に接することで、人そして覚醒していく、民族愛溢れる話でした。

我が心の底の光 貫井徳郎

2015年1月発行の単行本です。

主人公は、4歳のころから飢えて育った峰岸晄。そんな彼の暗い心の底に差す、唯一の光を奪い去った奴らに仕返しする物語です。

復讐方法の一つが、いわゆる地面師のように、他人の土地を自分の物のように偽って売買することで経済的打撃を与える、でした。

ラストワンマイル 楡周平

楡 周平さんの「ラストワンマイル」を読みました。新潮社、2006年初版発行の単行本です。定価は1600円。

ラストワンマイルとは、ネットワークの基地局からエンドユーザーの家まで接続する回線のことを指すそうです。

この小説のラストワンマイルは、通販ショッピングの業界でエンドユーザーとなる購入客まで品物を届ける運送業者のことを指す。

裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬

柳井政和さんの「裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬」を読みました。

文藝春秋、2016年初版発行の単行本です。定価は1500円。これはプログラマとして活躍してきた著者の、小説家デビュー作だそうです。

とうことで、小説の舞台も著者得意のIT業界。

クラウド・ナイン 服部真澄

エクサバイト」に続いて読んだ服部真澄さんの作品。これまでは人間が手出しできないとされてきた神の領域に、最先端技術を駆使して踏み込む話です。

その一つは人工血液を作り出すこと。サワタリと呼ばれるその人工血液は、赤血球から取り出したヘモグロビンを3個ずつ組み合わせて、まわりをあるタンパク質でくるんだ、大きさ15ナノメートルの粒子重合体でした。

上海事変後の街 上海無宿

上海無宿 生島治郎

生島治郎さんの「上海無宿」を読みました。中央公論社、1995年初版発行の単行本です。定価は1450円。

舞台は上海事変後の、1938年の上海。そこで主人公の私立探偵・林愁介が活躍する物語です。戦火に巻き込まれた上海の街も、半年ほどで活気を取り戻していった事に主人公も驚く。

雪炎 馳星周

光あれ」に続いて読んだ馳星周さんの作品です。集英社から2015年1月に発刊された物で、作品自体の初出は2013年だそうです。

北海道・道南市の太平洋岸に建つ、北日本電力の鵡川原子力発電所。1985年に1号炉が稼働し、その後3基にまで増えた。が、3・11東日本大震災以降、それらは停止したままになっている。

エクサバイト 服部真澄
エクサバイト

初めて読んだ、服部真澄さんの作品。何かのアルバイトに関する話かと思ったら、エクサバイトとはデータの量を表す単位でした。

2025年、データ記憶媒体は大容量化と小型化が進み、人は一生の間に見聞する情報の全てを、体内に埋め込んだ装置に記録できるようになっていました。

「ヴィジブル・ユニット」と呼ばれるその体内端末は、視線とほぼリンクした範囲の画像をとらえ記録してゆく。耳にも音声の振動を拾うための機器が挿入されている。体内端末の大きさは5百円硬貨ほど。

オービタル・クラウド 藤井太洋
オービタル・クラウド

藤井太洋さんの作品を初めて読みました。オービタル・クラウドは2014年の第35回日本SF大賞を受賞しました。ストーリーは、人工衛星が飛び交う低軌道上で繰り広げられるテロとの戦いです。

そこで使われる武器は、テザー推進宇宙機「スペース・テザー」でした。「テザー推進」と言う言葉も今作品で初めて知ったので、読んでいてもそれが今ひとつピンとこない。ネットで調べてみて、少しイメージできました。

マスコミが絶対に伝えない「原発ゼロ」の真実 三橋貴明
マスコミが絶対に伝えない 「原発ゼロ」の真実

三橋貴明さんの2014年発行の著書です。3.11以降に吹き出してきた電力問題、具体的には再生可能エネルギーとFIT、発送電分離や電力自由化や電気料金上昇、エネルギー安全保障、原発の放射線や汚染水等、を解説して、原発を動かそうと諭す本です。分かりやすく、具体的な数値も示しながら書かれているので、それらの問題の理解が深まりました。が、まだどちらかと言えば再稼働に否定的です。

サイバー・コマンドー 福田和代
サイバー・コマンドー

福田和代さんの、2013年に発刊された作品で、日米中でサイバー戦争が勃発する話です。

対応するのは自衛隊指揮通信システム隊 サイバー防衛隊捜査小隊の中の、通称「サイバー・コマンドー」と呼ばれるチーム。彼らの仕事はサイバー犯罪の情報収集や捜査ではなく、相手を攻撃することです。

日本がサイバー空間において自衛権を発動する場合、リアルな武力攻撃と同様に憲法9条の制約を受けて、その発動は下記3要件が満たされる場合のみと考えられているとか。

趣味やスポーツなど、ある分野に関心を持った子供たちその世界へ導く小学館入門百科シリーズ。女の子向けのミニレディー百科も含まれています。

このような本は今でも販売されていますが、私の手元にあるのは昭和40年代の物です。

小学館百科入門シリーズ 切手入門

No.16 切手入門 監修:今井修 発行年:昭和47年第2刷 定価450円

マグマ 小説国際エネルギー戦争 真山仁

コラプティオに続いて読んだ真山仁さんの作品です。朝日新聞社から2006年2月に発刊された単行本です。

外資系ファンドに勤める野上妙子が地熱発電を研究運営する日本地熱開発の再建を任される話でした。これはWOWOWでドラマ化されたようです。

この小説を読んで高温岩体地熱発電というのを初めて知りました。

コラプティオ 真山仁

初めて読んだ真山仁さんの作品です。文藝春秋から2011年7月に発刊された単行本です。

作品の舞台は東日本大震災後の政治です。時の総理・宮藤隼人は原発事故で苦しむ日本を生き返らせるために原発輸出を推し進めようとし、しだいに独裁的になっていく、と言うストーリーでした。

光あれ 馳星周

初めて読んだ馳星周さんの作品です。文藝春秋から2011年8月に発刊された物です。

主人公は福井県の敦賀原発で警備員として働く相原徹。彼の中学時代から今の職に就くまでが、五つの短編「事故」・「チェルノブイリ」・「ふっかつのじゅもん」・「花かえ」・「光あれ」で書かれています。この間常に原発が彼の生活に付きまとい、暗い影を落とす。

タモリのケンカに強くなる本

KKベストセラーズから出たワニの豆本のP154、タモリのケンカに強くなる本です。昭和53年12版発行です。価格は380円。ワニの豆本は縦128mm×横92mmという小さなサイズの本です。

この本を読んでもいわゆる殴る蹴るのけんかが強くなるわけではないです。「喧嘩という字を分析すれば、どちらも口ヘンだ。これすなわちケンカの本質はタンカということだ。」と書いているように、ハッタリをかましたり脅したりするテクニックを紹介しています。

ブラック・マネー 生島治郎

生島治郎さんの作品「ブラック・マネー」を読みました。集英社文庫の1990年10月 第3刷となっている古い本です。作品自体は1986年に発刊されたようです。

昨年、ニュースにもなった白紙が現金に変わると騙す詐欺のブラックマネーではなくて、闇資金のブラックマネーです。

少年版・太平洋戦争 (1) ワレ奇襲ニ成功セリ

ふくろうの本とよぶ少年少女講談社文庫の、名作と物語 A-34「少年版・太平洋戦争 (1) ワレ奇襲ニ成功セリ」が物置に有りました。著者は山岡荘八さん。昭和48年8月12日 第1刷発行となっていて、価格は420円です。

目次は、1.平和か戦争か、2.真珠湾強襲、3.山下兵団のマレー進撃となっています。

プロメテウス・トラップ 福田和代

2010年に発行された福田和代さんの単行本。早川書房が刊行している一連のハヤカワ・ミステリワールドのひとつです。

主人公の能條良明は天才ハッカーでクラッカーでもあり、ネット上ではプロメテウスと名のっていた。

彼は政府が国民のメールや電話といった通信を監視したりする社会が気に入らない。誰でもそうですが、彼はその思いを行動に移す。お上に逆らうプロメテウスです。この話では公的機関が隠している国民に知られては困る情報を明るみにする。

タナボタ! 高嶋哲夫

高嶋哲夫さんの作品で、幻冬舎から2010年に発行された単行本です。このタイトルだと内容がイメージし難いですが、棚からぼた餅のごとく落ちてきたのは国会議員の座です。2012年に発行された文庫本ではタイトルが「衆愚の果て」に変更され加筆もされているようです。

主人公の大場大志 27歳は、衆院選挙の民有党比例区の公募を新聞で見て応募。結果、民有党に追い風が吹いて名簿順位98位だった彼も初当選してしまう。

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