宇宙戦艦ヤマト ソノラマ文庫

ソノラマ文庫 宇宙戦艦ヤマト

朝日ソノラマから昭和50年11月に初版発行されたソノラマ文庫の宇宙戦艦ヤマトを読みました。

石津嵐・著/豊田有恒・原案とするこの作品は地球滅亡編と地球復活編に分けられていて、TVシリーズと比べて基本的な設定は同じですが、ストーリ展開はまったく異なります。

特に話の最後。出航時、ヤマトの乗員は120名でしたが、イスカンダル星に到着した時はわずか8名しか残っていなかった。そして、ヤマトは地球に戻ることは無く、イスカンダル星に体当たりする。

TVシリーズだと汚染された地球は放射能除去装置コスモクリーナーDで綺麗になりますが、この小説では「あなたの星を、もとの姿にもどすことは、まず百パーセント不可能です」とキッパリ、スターシャに言われてしまう。

それに替わる解決策として提案されたのが地球人の人体改造でした。14万8千光年の苦難の旅を経てたどり着いたイスカンダルで、これを聞かされた古代進はガックリと肩を落とす。

テレビアニメのハッピーエンドを知った上でこの小説を読んだこともあって、この展開はかなり衝撃的に感じました。

途中、森雪にふられた島大介が航海長としての職責を放り出し、ガミラスとの戦場に戦闘艇で飛び出して行く。後に敵のスパイとなって戻ってくるのもユニークです。

定価は300円の本ですが、アマゾンで見ると中古品 宇宙戦艦ヤマト (ソノラマ文庫 4-A)が2,779円からですね。

あと、こちらが我が家のヤマトグッズです。

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