紫電改の原寸大模型 本当に良く出来ている

2019年6月から、兵庫県加西市鶉野町の、姫路海軍航空隊鶉野飛行場跡で公開されている、戦闘機「紫電改」の原寸大模型です。

総工費は約1500万円。水戸市の看板屋「広洋社」が、2年掛かりで完成させたそうです。

紫電改の原寸大模型

現時点で、一般公開は一ヶ月に二日間だけと言うこともあって、私が行ったこの日も次々と、車やバイクで見学客が来ていました。

模型を収める格納庫風倉庫の北側と、南側の滑走路跡地にも、無料の駐車場が設けてありました。ただ、駐車場は舗装されておらず、周辺はまだ博物館工事が続くようです。

倉庫から引き出された機体。倉庫の展望デッキから撮影しました。

主翼の自動空戦フラップが、せり出しています。これは電動で出し入れできるそうです。

上から見た紫電改模型

見て思ったのは、同じような飛べない展示機体でも、愛媛県に在るような復元した実機には迫力負けする。

実機のような飛行実績や、所属部隊や戦果といった歴史的背景も無いので、それは仕方がないです。

ただ、実物大と言うことと、細かい点まで再現され、本当に良く出来ていて、当時を思い起こさせるメッセージ性が、この機体にもあると感じました。

ここから徒歩10分足らずの場所にある「鶉野平和祈念の碑苑」まで歩いて行って、戻ってきたときには、紫電改は倉庫に収まっていました。

倉庫の屋根は、木造トラス構造の梁が美しいです。

倉庫に収まった紫電改

この周囲には、防空壕や対空機銃座の跡もあります。

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